7.アンヌヴォワ城(Le Chateau d’Annevoie)
庭園の美しさで知られるお城。別名「水の庭」をもつ城。
広さは12ヘクタール(36000坪 東京ドーム2.5倍)
18世紀に造られフランス様式、イタリア様式、イギリス様式の共存する、
そして自然の落差がもたらす流水だけを使う泉水庭園。
(噴水)
高く水を吹き上げるものから、孔雀が羽を大きく広げたものまであるが、
そのための動力は一切使っていない。高いところから低いところに流れるとか
行き場を失ったら出口を求めて吹き上げるとか水の性質を巧みに利用して造られている。
そのための動力は一切使っていない。高いところから低いところに流れるとか
行き場を失ったら出口を求めて吹き上げるとか水の性質を巧みに利用して造られている。
噴水以外にも『フランス滝』や『テーブル仕掛けの滝』など水の仕掛けがたくさんある。
ここで使われている水は200m~2500m離れた4つの泉からひかれている。
地下の配水管を通って流れてきた水は庭が作られてから200年以上流れ続けている。
水温も10~14度に保たれている。
(歴史)
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1675年アロワ家の令嬢マリーがジャン・ド・モンペリエと結婚したことにより、
アンヌヴォワ城はモンペリエ家の所有となる。
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現在の庭園を完成させたのはジャンの孫の
シャルル・アレクシ・ド・モンペリエである。
彼はフランスやイタリアをたびたび旅行し庭園の美しさに魅了されていた。
1758年ごろから城の増築と造園に乗り出した。彼と息子の
ニコラ・シャルルによってオリジナルを損なうことなく当時の姿が保存されている。
唯一の例外は1950年代の当主ピエール・ド・モンペリエが入り口近くに
下庭に新しい庭を造った。
シャルルが庭園をつくったころには庭を花で飾る好みはなかったが、
20世紀に庭園に花はつきものという風に人々の好みが変わってきた。
そこでピエールは庭の一角に花壇を造り、今では四季折々の美しい花が
さく唯一のゾーンとなった。
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モンペリエ家は2000年までお城を所有していたが今はある個人の所有となっている。
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